人生の大きな支出8つについて考察しているページです。
ここまで、厚生年金保険料の支出、および国民年金保険料の支出について、保険料の生涯支出がいくらになるのかを試算してみました。
■厚生年金保険料の生涯支出
[ 前提 ]
・平均年収: 600万円
・家族: 専業主婦の奥さん、子供いない
・勤続年数: 35年(25歳〜60歳)
・厚生年金保険料率: 11%
・被保険者負担分の保険料率: 5.5%
[ 35年間での厚生年金保険料の支出総額 ]
600万円×5.5%×35年 = 1155万円
■国民年金保険料の生涯支出
[ 前提 ]
現在の年齢: 25歳
国民年金の加入年度: 平成20年度
国民年金の加入期間: 35年間(25歳〜60歳)
[ 35年間での国民年金保険料の支出総額 ]
6,949,200円
トータルの支出総額だけで考えると、国民年金保険料のほうが随分と少なくなりますが、それだけで判断するのは早計です。
年金の場合、厚生年金と国民年金では、65歳以降の年金受給額に大きな開きが出てくるからです。
厚生年金は、基礎年金部分(国民年金に相当する部分)に上積みして保険料を納める制度ですので、通常、厚生年金のほうが国民年金よりも、65歳以降の年金受給額が大きくなります。
どのくらい差が出てくるのかというと・・・
上記の条件を用いて、年金シミュレーション-年金の大雑把な試算を用いて、シミュレーションしてみました。
■厚生年金の場合の年金受給額
平均年収600万円(月額50万円)のサラリーマンの方で、厚生年金に35年間加入していた場合、65歳からの年金受給額は・・・
年額: 1,923,400円
月額: 160,283円
また一生涯で、1155万円の厚生年金保険料を支払っていますから、回収するには・・・
1155万円÷1923400円 = 6年
少なくとも65歳から6年間、71歳まで生きていれば、現役時代に支払った保険料をすべて年金受給として回収できることになります。
■国民年金の場合の年金受給額
25歳から35年間(25歳〜60歳)、国民年金に加入していた場合、65歳からの年金受給額は・・・
年額: 693,100円
月額: 57,758円
また一生涯で、6,949,200円の国民年金保険料を支払っていますから、回収するには
6,949,200円÷693,100円 = 10年
少なくとも65歳から10年間、75歳まで生きていれば、60歳までに支払った保険料をすべて年金受給として回収できることになります。
上記の計算結果を見てみると、現在の制度上では、明らかに厚生年金のほうが有利であると考えられます。
年金保険料の生涯支出で考えると・・・
1155万円÷6,949,200円 = 1.66倍
と、厚生年金のほうが国民年金の1.66倍の保険料を支払うことにはなります。
が、受け取る年金受給額で見ると・・・
1,923,400円÷693,100円 = 2.78倍
と、厚生年金のほうが国民年金よりも2.78倍の年金を受給できるからです。
また、支払った保険料を年金受給で回収する期間を考えても、厚生年金6年に対し、国民年金10年ですから、やはり厚生年金のほうが有利です。
厚生年金の保険料については、労使折半で企業が国に納める保険料の半分を負担してくれている効果が本当に大きいです。
上記のシミュレーションは、現在の保険制度や保険料を基準にして算出しています。
将来、制度や保険料率が変更になれば、試算の結果も変わります。
つまり国民年金需給額をもっと上げなければならないということになりますね。
国民年金の支払額を今のまま国民年金受給額を月20万円まで上げるようにします。
匿名さん、こんばんは。
国民年金の支払額を今のままで、受給額を上げたら、財源が困ることになりそうな気もします。
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