このページでは、起業後の難しい点5つというテーマについて考察しています。
前のページ(アイデア捻出・新規事業立ち上げの難しさ)で、ビジネスにおける参入障壁について少し触れました。
一旦起業したら、ヒット商品を作り出すため、参入障壁の高いビジネスを作り出すためにも、新規事業を立ち上げることが必要不可欠である、と思います。
少なくとも、既存事業だけを継続していく場合であっても、その改良のためにアイデアを出し続けなければなりません。
ビジネスの環境というのは、どんどん変化していくものです。
その事業をスタートさせた時と、事業を取り巻く環境がずーっと同じであるということは、ありえません。
立ち上げた事業が上手く行くと、その成功がずっと続くような錯覚に陥ります。
でも実際は、お客様のニーズも、競合他社の数も、市場のトレンドも、必要とされるビジネススキルも、どんどん変化していきます。
私(プロフィール)が事業のメインとしているウェブ業界では、5年前と比べると隔世の感があります。
ウェブ・IT業界は、ドッグイヤーとも言われ、ちょっと変化スピードがはやくて、極端ではあるかもしれませんが。
事業を継続していくためには、ビジネス環境の変化に上手に対応していかなければなりません。
そうでなければ、売上・利益を出し続け、事業を長期にわたって継続することが不可能になります。
ニッチ産業を見つけ早期参入を果たし、収益を拡大できたとしても、その事業の参入障壁が低ければ、後続の参入者がどんどん押し寄せてきます。
こうなると、価格競争に陥ったり、売上を他社とシェアする形になり、利益が減っていったりということが現実に起こります。
この現象を、ビジネス用語で、”コモディティ化”と言います。
事業がコモディティ化されてしまった時に、どうするか?
撤退するか、それともその事業を継続するか。
こういった判断もとても難しいものがあります。
より良いのは、コモディティ化されないように事業を行うことです。
平たく言えば、他人が簡単には真似できないような”参入障壁”を作るということです。
参入障壁となりえるものは、希少な技術・商品・サービス、ブランド力、ネットワーク外部性、顧客満足度・顧客のロイヤリティ、独占契約、価格力、スピードなどが挙げられます。
強力な参入障壁を作るのは、かなり難しいことでもありますが、中小・零細の事業者が生き残り続けるためには、この参入障壁を作ることが必要不可欠であると感じます。
ちょっとやそっとでは、コモディティ化されないビジネスを作り上げることが、もっとも経営の安定化につながる要素であると思います。
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