うつ病は以前は心の病気と考えられていましたが、現在は脳の病気と捉える傾向が大きくなっています。うつ病の場合、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど脳内の神経伝達物質が減少しており、それらの脳内物質の分泌を促進させる抗うつ剤の処方など、薬物療法を取り入れた治療が主流となっています。
もちろん適切なカウンセリングで、日頃の悩みやストレスを開放するのも大事です。
気分の落ち込みや無気力、無関心・無感情などの症状のせいか、健康な人から見ると、うつ病の人はやる気がないように映ることも多いようです。
でも、ここで健康な人がうつの人に対して、「気合が足りない、やる気を出せ。」とかはっぱをかけるのはよろしくない。
うつの多くの場合では、脳内物質の不足という物理的な変化が起こっているのですから、気合でどうにかなるもんじゃあないのです。
うつの人に「やる気出せ。」って言うのは、インフルエンザで高熱が出ている人に「熱下げろよ。」って言うのと同じくらいの無理難題に当たります。
うつで自殺した部下アクセルを吹かし続けて、限界を超えちゃったんだなと思った。
健康な人も心得ておかなければならないことは、うつ病は症状が重い人の場合、自殺を考えたりそれを実行してしまう恐れが本当にあるということ。
うつの症状が出ている人に対して、無理にアクセルを踏み込ませるような言動は絶対にNGです。
Wikipediaの記事によると・・・
うつ病を反復する症例では、20年間の経過観察で自殺率が10%程度とされている。
と記されています。うつ病は、時には患者を死に至らしめる恐ろしい病気なのだ。
よく「うつ病は心の風邪」なんて言い方をしますけど、そんな生易しいものではありません。
以前、軽度のうつ病を患った私でも相当きつかったですので、症状が重いうつ病の患者さんの苦しさは想像を絶するものがあると思います。
会社で部下を抱えたり経営者の立場の人は特に、働く労働者のメンタルケアにも敏感にならなければなりません。
本人さえうつになっていることに気付かない場合もありますから、身近な周囲の人が気付いてあげる、心配りをする、というのは想像以上に大事なことだと思います。
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