「起業するかどうかは慎重に」というテーマについて考察しています。
ゴーイングコンサーン(Going Concern)という言葉があります。
ゴーイングコンサーンとは、企業会計の言葉であり、「企業活動は永遠に続く」と仮定することです。
企業の財務諸表は、企業が永遠に続くということを仮定して、作られています。
ゴーイングコンサーンには、「企業は継続して活動を行っていくもの」、「企業は継続し続けなければならない社会的責任がある」という意味もあります。
企業の最大の使命は、一時的に莫大な利益を上げることではなく、「継続し続けること」ということです。
この考え方によると、一旦起業したならば、「事業は継続し続けなければならない」ということになります。
法人形態でなくて、個人事業で起業する場合も同様です。
事業は、ずっと続けていくことこそ、最大の使命となります。
どんなに小規模なビジネスであっても、お客様と取引先は必ず存在します。
というか、お客様と取引先なしでは、ビジネスは行えません。
事業を途中でやめるとなると、お客様や取引先に大変な迷惑がかかります。
飲食店を経営しているのであれば、お店がなくなったら、常連のお客様は大変がっかりするでしょう。
お客様にとっての、ストレス発散の場を失うことになるかもしれません。
また、中小企業では1社が倒産すると、続いて取引先など関係のある別の企業が、連鎖して倒産する場合もあります。
連鎖倒産というものです。
このように、お客様や取引先に迷惑がかかることを避けるためにも、事業は継続して行っていく必要があります。
また、従業員・スタッフを雇用して事業を行っているのであれば、事業を途中でやめたとしたら、従業員にも多大な迷惑がかかります。
家族を養っている、一家の大黒柱の従業員であれば、給料がなくなることにより、最悪、家族を路頭に迷わせてしまうかもしれません。
従業員およびその家族の生活を守っていくためにも、事業は継続して行わなければなりません。
以上の理由が、ゴーイングコンサーン(Going Concern)と言われる所以だと思います。
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